曇天パッチ

『殴る、斬る、撃つ』 暴力エンターテイメント好きの視点

『The Elder Scrolls V : Skyrim』プレイ日記-1

発売から一年以上経過して今更感が漂う中『The Elder Scrolls V : Skyrim』を購入。前作は最初の街に辿りついた段階で忍耐力の限界を感じ、すぐに投げ出してしまった。今回も同じような事になるのではないかと、内心ビクビクしながらプレイを始めた。

開始早々、処刑場から脱出することになる。操作方法を覚えながら秘密の通路を通り、なんとかシャバの空気を味わうところまでは来た。すると前作でもそうだったように、プレイヤーはいきなり広大な世界へ放り出されることになる。「さあ、あなたの好きなように冒険を始めてください!」と開発のベセスダから言われている気がして、ただただ呆然とする。どこへ行けばいいのか見当もつかない。 

とりあえず道なりに歩いていると最初の村を発見。村人と話していると、北へ行くとホワイトランという城下町があることを教えて貰った。途中山頂に見かけたダンジョンを攻略し、よく分からないアイテムも入手。装備も最低限揃い、ようやく冒険らしくなってきた。 ストーリーはテンポよく進む。ホワイトランへ行きドラゴンを討伐し、ノリで北上していくとやたらデカイ街を発見。ドラゴン語も学び、キャラクターには救世主としての片鱗がじょじょに見えてきた気がする。ここで何気なくマップを開いてみると、大冒険のわりにマップの9割は空欄であることに愕然とする。俺は一体なにをやっていたんだ。 

以降は寄り道に精を出す。サイドクエストをこなすと、その過程で出会う人々との会話から更に多くのサイドクエストが発生。クリアしても尽きることのないクエスト地獄にハマっていくこととなる。 ホワイトランの同胞団からは狼男にしてもらい、リフテンでは盗賊団のメンバーとなり、ウィンドヘルムでは反乱軍に加入した。神々の強力アイテムも集め、多くの書物を読み漁りスカイリムへの知識も深まり、専門用語だらけの会話にもついていけるようになった。 

ここまで遊んで約60時間。マップは大分埋まってきたものの、いまだに立ち寄っていない街があり、そこには話したこともないキャラクター達が暮らしている。クリアしていないサイドクエストは20個以上ストックされており、その消化に追われメインクエストはここ一週間進めていない。 

日の出が上る美しい地平線とどこまでも続く世界、そこに息づく人々の文化、各地に伝わる民話、気候に適応するため進化したモンスター、この圧倒的なスケール感をすべて楽しもうと思ったら、あと200時間はかかるかもしれない。 

 

 

 

写真左はプレイヤーキャラ。ドラゴンプリーストの仮面を被り、人殺しとしての風格が出てきた。 写真右は従者のリディア。この写真を撮った後は解雇して、今は愛らしい食人同盟のリーダーを連れている。

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